こんにちは、アイラです!
最近検索順位の変動が激しくないですか?
それによって、自分のサイトの記事の検索順位が上がった!という人がいる一方で、逆に順位が下がってヤバイ!という人もいると思います。
私は後のパターンなのですが、検索順位の変動にビビりまくっていたときは、安眠できませんでしたw
でもやっといろいろ落ち着いてきて、頭の中で少しずつ整理されてきたので、検索順位の変動がなぜ起こったのか、アルゴリズムで何が変わったのか、今回の悲劇から学んだことやこれからに向けた対策などについて紹介していきますね♪
恐怖の月収100万円ダウン!ナマズの一日のチェック頻度が半端ないw
「ナマズ」と聞いてピンと来たアナタ!
検索順位の変動に怯える日々を過ごしていませんか?w
「ナマズ」と聞いて、なんで魚の話?と思ったアナタ!
検索順位の変動とは無縁そうな羨ましい方なので、この記事は流し読みしてくださいw
ここで言う「ナマズ」というのは、こちらのナマズです。
(出典:namaz.jp)
赤になっていると検索順位の変動が激しいことが視覚的にわかるのですが、最近はいつも赤過ぎてもう驚かなくなりました(^_^;)
こういう時代なんだなと。
でも、検索順位が下がりまくり、報酬がドンドン下がり続けていたとき、ナマズを1日に何回も見ては凹み、リアルに食欲が落ちまくってましたw
力を入れていたブログが死んでいく様子は、彼女にフラれた後の喪失感に似ています。
ちなみに、私の全期間のアドセンスの収益額の推移は以下の感じです。
最初は無料ブログを使ってアドセンスの審査を通していた時なので、2015年7月3日にアドセンスが稼働したのがわかります。
そして、2017年10月までにトータルで2300万円近くアドセンスで稼いでいることがわかるのですが、2017年の7月からズドーンと収益が落ちました(T_T)
50万円近くアドセンスの報酬が落ちたのですが、月収が50万円下がるとかなり痛いです・・・
ちなみに、アドセンス報酬が大きく下がったのは、下克上系っぽい芸能系特化サイト(特化サイトA)とプライド系っぽい非芸能系の特化サイト(特化サイトB)だったのですが、この2つが大きな影響を受けました。
まず、特化サイトAのこれまでのPV数とアドセンス報酬の推移なのですが、順調に右肩上がりになりつつも、2017年の7月からかなり報酬がダウンしていることがわかると思います。
また、特化サイトBの場合は下の画像を見てもらえると分かるとおり、かなり壊滅的にやられています。
特に、特化サイトBはASP、つまり、アドセンスのようなクリック報酬型だけでなく、成果報酬型でも収益化していたので、PV数が下がったことで、アドセンスだけでなく、むしろASP関連の報酬が激減しました。
(詳細は細かすぎるので載せませんが、ASP関連も含めて50万円以上落ちました。)
そして、下の図がきちんとアドセンスとASPの報酬を管理し始めてからの全体的な報酬の推移なのですが、100万円ガッツリダウンしている様子が伝わると思います。
100万円も報酬が下がると、マジでゲロを吐きそうになりますよw
ただ、現在は月の収益が数千円規模から月80万円程度まで、ジャンルをいろいろ変えて8サイトほど運営しているので、アルゴリズムの影響を受けなかったサイトもあり、月170万円程度の収益は維持しています。
ちなみに、このように壊滅しきらない程度にダメージを抑えられたのは、今回のようなことを想定して、少しずついろいろ変えてブログを運営していたからで決して偶然ではありません。
多様性の維持、これは生物でもブログでも同じで、予期せぬリスクから身を守る大事な手段だと改めて思いました。
検索順位の変動の裏側で何が起こっていたのか?
すでに報酬が下がってしまったことはしょうがないので、なぜ落ちたのか、何がいけなかったのか、についていろいろ情報収集をしてみました。
実際には、私と同じようにアクセスが落ちた!という「グーグルアルゴリズム被害者の会」の他のメンバーにも聞いてみると、私同様に、ロングテールキーワード由来のアクセスが減ったという声が非常に多かったです。
ロングテールキーワードとは、わかりやすく言うと、何語も連なった検索キーワードや1語でもとにかく長いキーワードです。
例えば、
「特化型ブログ 稼ぎ方 アドセンス コツ」
など、メインキーワードの「特化型ブログ」の後に、「稼ぎ方」「アドセンス」「コツ」などいろいろなサブキーワードも一緒に、しっぽ(テール)を伸ばしたように検索される場合ですね。
この場合、単に
「特化型ブログ 稼ぎ方」
と検索した場合よりも、「特化型ブログの稼ぎ方でも、特にアドセンスについて、うまいやり方や報酬を伸ばす方法が知りたいんだな」とわかるように、検索した人の悩みがより具体的にわかるという特徴がある一方で、こんなに長くキーワードを入れて検索する人は少ないので、検索需要が少ないという特徴もあります。
他にも、いろいろな特徴があるのですが、詳しく説明し始めると本題からズレるので、それは別の記事に譲りますね。
そこで本題に戻ると、記事を書くとき、上位表示を狙いたいキーワードをタイトルなどに入れて記事を書くと思います。
そして、キーワード選定がうまくいっていて、かつ、コンテンツがある程度しっかりしていると狙ったキーワードで上位表示ができると思うのですが、キーワードプランナーなどで予想していた検索需要よりも、もっと多くのアクセスが集まると思います。
それは、タイトルに含まれるキーワードで上位表示した結果読まれた場合に加えて、記事内のキーワード、特に、自分が想定していなかったロングテールキーワードでも上位表示されて読まれているからです。
何か長いキーワードで検索したときに、検索語句をタイトルに含まないサイトが上位に表示される時があると思いますが、それですね。
例えばこんな感じですね。(1語で長い場合ですが)
こんなキーワードを想定して記事を書く人はいないので、マッチする記事を上位表示させる検索エンジンも大変です。
ちなみに、あるキーワードに対し、検索順位を決める要素が何かを簡単に整理すると、
- 記事タイトルとのマッチ度
- コンテンツ(記事内容)とのマッチ度
- ドメインパワー
- 被リンク
こんな感じになると思います。
そして、被リンクを意図的に操作しないホワイトハットなSEOを想定して話を進めるので4を置いておくと、記事タイトルにキーワードが含まれない場合、主に重要になってくるのが、2と3になるのですが、最近のアルゴリズムの変更で主に調整されたのは、この2つのバランスだと感じています。
つまり、今までは極端な話をすると
コンテンツ<ドメインパワー
だったのが、今は
コンテンツ>ドメインパワー
という優先順位になっているということですね。
そこで、順番に説明していくと、わかりやすい例を挙げると、ドメインパワーは看板力やブランド力と言い換えられると思います。
例えば、日本で一番売れている漫画雑誌は、ワンピースで有名な週刊少年ジャンプですが、それを発売しているのが集英社ですよね。
また一方で、まだまだ新しい無名の出版社、ここでは「ポンコツ出版」の漫画本があったとします。
そして、本屋さんの店主がそれぞれの漫画本をどのように並べようかな~と考えたときに、内容をきちんと判断しないで、よく売れそうな漫画順に並べようと思ったら、とりあえずブランド力のある集英社を目立つところに置いて、ポンコツ出版の漫画は端っこの目立たないところに置くでしょう。
だって、ワンピースを始め、売れる漫画本をバンバン出版している集英社の漫画本ならきっとポンコツ出版の漫画本より面白いし、売れるに違いないと思うからです。
これが看板力やブランド力の差です。
今までの販売実績や信用が反映されている感じですね。
そして、これがこれまでの「コンテンツ<ドメインパワー」タイプの検索エンジンのやり方です。
なので、どんなに新規サイトが良い内容(コンテンツ)の記事を書いても、看板力(ドメインパワー)の差から有名サイトのポンコツ記事の方が上位表示しやすく、きちんと良い記事が上位表示されるまではすごく時間がかかっていました。
有名サイトの記事なので、中身をしっかりチェックせず信用して上位表示させていたという感じですね。
逆に、知名度の低い新規サイトの記事は内容がすぐには信用されず、読者に認められて上位表示されるまで時間がかかっていたということです。
ただ、このように記事内容よりもドメインパワーに重きを置いていた状況から、しっかり記事の中身で判断できるアルゴリズムに変わりました。
というのも、AI搭載の処理速度の速い検索エンジンになって、学習も十分進んだことで、記事の表面的な内容だけでなく、コンテンツを深く読み込んで内容をしっかり判断し、検索ユーザーの意図を瞬時に判断することが可能になったことが背景にあると思います。
なので、これからは
いくら有名なサイトの記事でも、しっかり内容を見てから上位に表示させるか判断するようになったということですね。
さきほどの集英社とポンコツ出版の例の場合、
名前のあやしいポンコツ出版の漫画であっても、まずはしっかり内容を見て判断してもらえるので、凄く面白く売れそうならば、たとえブランド力のある集英社の漫画でも内容がまあまあなら、ポンコツ出版の漫画の方がより目立つところに並べて売られる
という感じです。
なので、これからは有名なサイト、あるいは、老舗サイトでも内容のしっかりした、ユーザーのためになるコンテンツを提供しないと上位表示できないということになると思います。
そして、このように「コンテンツ>ドメインパワー」タイプになった影響で検索結果に大きな変化が起こったのが、ロングテールキーワードで検索した時です。
検索する人は、記事を書く側が想定できない様々なロングテールキーワードで検索してきますが、そのときの検索結果はこれまで主にドメインパワーに基づいて決まっていた気がします。
なので、すでに大量のアクセスを集めているサイトが上位表示されやすかったのはこのためですね。
なので、1日に大量のアクセスを集める大規模サイト(パワーサイト)のPV数は、実はロングテールキーワード由来のPV数にかなりの部分依存していたのですが、今回のアルゴリズムの変更で、記事のコンテンツが再評価され、ドメインパワーに比較的依存しない検索結果になったことで、ロングテール由来のアクセスが激減し、サイトへのアクセスの激減、そして、アドセンスなどのクリック型報酬とASPを利用した成果型報酬ともに収益の激減につながったと思われます。
特に、外注ライター依存型のコンテンツが大量に入っている、比較的コンテンツが弱い大規模サイトでアルゴリズム変更の影響が大きかったのも説明がつきます。
なので、今後は今まで以上にユーザーに合わせたコンテンツを重視する必要がありますね。
今後に向けた対策はどうしたら良いの?
ロングテールキーワードでのアクセスが落ちたという人、私もそうですが、そういう人は大抵の場合、2語、あるいは3語で上位表示を狙って記事を入れていると思います。
2語や3語キーワードで上位表示すると、予期せぬ3語キーワードや4語キーワード由来のアクセスにも支えられて、結果的に予想以上の大きなアクセスを集めることができ、大きなアドセンス報酬につながっていたのですが、今は狙ったキーワード、特に、タイトルに狙って入れたキーワードでしかアクセスが集まっていない印象です。
なので、以前よりアドセンスでの収益力が落ちています。
しかし、ここで見逃してはいけないポイントは、狙ってタイトルに入れたキーワードではしっかりアクセスを集められているということです。
なので、今後は予期せぬロングテールキーワード由来のアクセスに依存したアドセンス依存型の不安定なブログ運営をするよりは、予想できるキーワードアクセスを元に大きな収益をあげられるASP依存型のブログ運営の方が安定して大きく稼げると思います。
つまり、少ないアクセスでもいいから安定して確実に集めて、それをうまく利用する力が大事になるので、読者のことをより考えて、しっかりマッチした読者のためになる商品を販売していく必要があるのですね。
そのため、今まで以上にリサーチ能力や売るためのコンテンツ力も大事になるのですが、これは検索エンジンが目指す「ユーザー第一主義」の考え方とも一致しているので、今後のアルゴリズム変更の影響も受けにくく、ブログで長く稼ぎ続けていく上でも心に優しい方法だと思いますよ。
また、ドメインパワーよりコンテンツが重視されるということは、新規サイトでも上位表示させやすいということにもなるので、大規模サイトを作るより、これまでよりジャンルをさらに絞って特化させて、ユーザーが利用しやすいサイトを作っていくのもオススメですし、実際に私は取り組み始めています。
なので、グーグルのアルゴリズム変更に怯えるよりは、グーグルの検索エンジンが最終的に目指す方向をしっかり見極めて、それに合わせてブログ運営に取り組む方が良いので、今アクセスが落ちて凹んでいる人は良いチャンスと思って、長く稼いでいける本質を押さえたやり方に変えていきましょう!